成相ひろゆき

　私、成相ひろゆきは、1980年２月、出雲で生まれました。その直後から高校卒業まで、父の仕事の関係で広島市に移り、岡山の大学卒業後も広島市の企業に就職して住んでいました。
　幼少時代、出雲には主に夏休みと冬休みに帰省していました。夏には豊かな緑と育ち始めた稲穂の香りの田園風景、冬は“とんどさん”から聞こえる「パチッ、バチッ」という竹の割れる音、夕暮れにすれ違う人が笑顔で「ばんじまして」と挨拶を交わす光景。私は幼少の頃から、伝統文化溢れる出雲が大好きでした。
　平成20年２月、出雲へのおもいが溢れ出し、宮崎出身の妻を説得し、幼少の息子を連れて出雲に戻ってきました。大きな不安を抱えながらも、地域の方々、職場の仲間、消防団の方々、PTAの皆さんに温かく迎え入れて頂きました。
　不慣れな私達家族を見守って頂き、様々な困難にも協力しあい乗り越えて来れたのは、皆様の支えがあったからこそです。本当に感謝しています。
　出雲には、多くの観光資産や農産品、素晴らしい製品やサービスが多くある一方、少子高齢化、自然災害など、日本全体で起きている問題も多く持ち合わせています。これらの課題を解消するには、出雲に住んでいる私達一人ひとりが「もっと出雲を好きになり、出雲を誇りに思うこと」と「安心・安全に暮らせる日々と毎日がワクワクするまちづくり」を実現実行することです。
　私はこの「誰もが住みたくなる新しい出雲」をみなさんと作り上げていきたいとおもいます。お互いが「だんだん」と言い合える街をつくっていきましょう。